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センコー、バルクコンテナ物流で国交大臣賞

2010年12月9日 (木)

認証・表彰「第7回エコプロダクツ大賞」の表彰式が9日、東京ビッグサイトで開催された。既報の通り、エコサービス部門の国土交通大臣賞を受賞したセンコーは同日、福田泰久社長が表彰式に出席した。

 

センコーでは、主力サービスのひとつであるケミカル物流で、「バルクコンテナ物流システム」を構築。これまで紙袋やフレコンで取り扱われていた樹脂原料の粉体・粒体の物流を見直し、輸送中のCO2を従前の約半分に削減、廃棄となる包装資材を削減した。この取り組みが評価され、このたび、第7回エコプロダクツ大賞「エコサービス部門」で、国土交通大臣賞を受賞したもの。

 

一般に、樹脂原料の粉体・粒体は、トラックによる長距離輸送が主体で、CO2排出など環境負荷が大きく、紙袋やフレコンの荷姿で取り扱われることから、工場への材料投入の過程で異物の混入、フレコンの管理・回収が困難という課題を抱えていた。
センコーでは06年に開発、サービスを開始した「バルクコンテナ物流システム」により、独自開発のISO規格の20フィートバルクコンテナを利用し、モーダルシフトに取り組んで年間1600トンを超える輸送時のCO2排出量削減を実現した。

 

また、同コンテナの活用により、年間で約110万枚の包装資材量と使用後の包装物の廃棄量を削減。バルクコンテナは、特殊トレーラーシャーシとの組み合わせでコンテナ内部の粉体・粒体製品をトレーラーシャーシからそのままサイロに投入できるようになり、異物混入のリスクを除外した。さらに、紙袋・フレコンへの充填作業、保管作業などの工場内物流での作業を軽減し、物流費の効率化も実現した。