サービス・商品マクニカ(横浜市港北区)は2日、カナダのジオタブとの協業により、運行管理テレマティクスソリューション「everfleet Drive」の提供開始を発表した。
同システムは、バスやトラック、タクシーなどの商用車両にTCU(テレマティクス・コントロール・ユニット)を設置し、車両の位置情報、運転状態、燃料消費量、エンジン状態などの運行データをリアルタイムで取得する。収集したデータはクラウドを通じて運行管理者のモニタリングシステムへ送信され、車両の効率的な維持管理や予防メンテナンス計画の作成、安全運転指導、燃費改善のための運転行動分析など、さまざまな用途に活用できる。
同社によれば、海外での導入事例において、ある総合食料品配達企業がテレマティクスソリューションを活用すると、自損事故が21%減少し、運転行動の改善によりEV(電気自動車)航続距離が19%向上した。これにより、安全性の向上と環境負荷の低減を同時に実現できることを実証した。
同社はMaaSやモビリティー分野で培ってきた豊富な技術力と経験を活用した。世界的なテレマティクス企業ジオタブの世界400万台以上の商用車両から得られた膨大なデータと実践的なノウハウを組み合わせ、日本の物流業界特有のニーズや規制に応じたソリューションを提供する。データ分析では最新の生成AI(人工知能)技術を積極的に活用し、複雑な運行データや車両性能の分析結果を、管理者やドライバーにとって直感的で平易な会話形式で提示できた。これにより、専門知識がなくても、高度なデータ分析の恩恵を容易に受けることが可能だ。
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