財務・人事NSユナイテッド海運(NSU)は7月31日、2026年3月期通期連結業績予想を上方修正した。売上高を前回発表から60億円増の2070億円に、営業利益を21億円増の151億円に、経常利益を30億円増の130億円に、最終利益を24億円増の164億円にそれぞれ引き上げる。
第1四半期でドライバルク市況は前年同期を下回ったものの、おおむね期初の想定通りに推移。為替レートが想定よりも円安水準で推移した影響もあり、同期連結累計期間の売上高、各段階利益は予想を上回る結果となった。これに加え、ドライバルク市況が回復基調をたどっており、今後も引き続き底堅く推移すると予想されることから、業績の大幅な改善が見込まれるとしている。
同日発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比12%減の548億3300万円、営業利益が同36.3%減の37億2500万円、経常利益が58.3%減の29億1000万円、最終利益が4.5%増の59億5400万円となった。
外航海運事業では、ドライバルク市況について、中国春節後の市況回復傾向はあったものの、米国の通商政策の影響もあり、全船型で平均用船料は前年同期を下回った。
内航海運事業では、鉄鋼関連の輸送は横ばい、セメントは減少、電力関連は増加した。LNG輸送は伸びた一方、LPG輸送は減少。燃料費低下や効率運航により、内航部門は増収増益となった。
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