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ホンダ、小田原市で交通課題解決へ自動運転実証

2025年4月2日 (水)

調査・データ本田技研工業は3月31日、同社の研究開発子会社である本田技術研究所(埼玉県和光市)が神奈川県および神奈川県小田原市と「交通課題解決に向けた自動運転技術の実証実験に関する協定」を締結したと発表した。

近年、地方や郊外を中心に高齢者の運転免許返納後の移動手段の確保が課題となっており、特に坂道や傾斜地の多い地域では移動が制約され、交通弱者の問題が深刻化することが予想されている。そこで両者は協定に基づき、小田原市の交通課題の分析、解決策の検討、Honda独自の協調人工知能「Honda CI(Cooperative Intelligence)」を用いた自動運転技術の実証実験を行うこととした。今回の協定では自動運転などに必要なインフラを持つ町を新たに創るのではなく、今ある町に先端技術を加えることで活性化する手法で小田原市の交通課題の解決に向けた検討を進める。

そのほか同社は小田原市の公共交通維持・確保に向けた課題と対策を検討するために「県西地域自動運転バス導入研究会」に参画し、研究会の一員として自動運転の技術実証実験に向けた企画立案や調整などを行う。また平野部と箱根山地や曽我丘陵を有し、起伏に富んだ地形の小田原市内でCI自動運転技術の実証実験を行うことで傾斜地への適合性および有効性を検証する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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