調査・データ楽天グループは3日、同社が運営するフリマアプリ「楽天ラクマ」とFROM JAPAN(東京都中央区)が海外在住のユーザー向けに運営する越境ECサイト「FROM JAPAN」が、「楽天ラクマ」における越境取引データを基に国・地域別で取引数が多いファッションブランドをまとめたランキング2024年版を発表した。同調査は「FROM JAPAN」において、2024年の1年間に「楽天ラクマ」を通じて取引されたファッションブランド品の実績に基づき、特に取引数が多い10の国・地域ごとにランキング形式で集計したもの。
アメリカでは「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」「CHANEL(シャネル)」「GUCCI(グッチ)」といったラグジュアリーブランドが人気。香港では「Supreme(シュプリーム)」「Nike(ナイキ)」とアメリカ発祥のブランドが上位を占めた。カナダでは「YOHJI YAMAMOTO(ヨウジヤマモト)」など日本発祥ブランドがランクイン。イギリスでは、1位と2位が日本のブランドで「COMME des GARCONS(コム・デ・ギャルソン)」と「YOHJI YAMAMOTO」だった。取引が大きく伸長したオーストラリアでは「COMME des GARCONS」「SEIKO(セイコー)」など日本発祥ブランドも人気がある。
ドイツでは「GUCCI」「SEIKO」「LOUIS VUITTON」の需要が高い。シンガポールでは「SEIKO」「HUMAN MADE(ヒューマンメイド)」と日本のブランドが上位を占めた。フランスでは「GUCCI」「Nike」「PRADA(プラダ)」が人気。オランダでは日本発祥のアメリカンカジュアルブランド「HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)」がランクイン。マレーシアでは「MARC JACOBS(マーク・ジェイコブス)」「HERMES(エルメス)」「COACH(コーチ)」のほか日本の時計ブランド「G-SHOCK(ジーショック)」もランクインした。
FROM JAPANによると、日本で出品されているラグジュアリーブランドのリユース品は、保存状態の良さや為替の影響などにより、とても需要が高い状況となっている。また日本のファッション文化が支持されている国では日本発祥ブランドの人気が高いほか品質の高い時計ブランドも需要が高い。特に「SEIKO」は、日本の高い品質・技術による信頼と、数千円台から買えるカジュアルなラインからハイエンドな「グランドセイコー」まで展開する多様なラインアップにより人気が高まっている。
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