ロジスティクス全国港湾労働組合連合会は3日、「25春闘中央港湾団交決裂に伴う実力行使の通告」を発出し、4月13日始業時から14日始業時までの24時間ストライキを実施すると発表した。ストは港湾労働環境の改善と、魅力ある労働条件の確立を目指す行動の一環であり、今後の交渉の進展によっては、さらに第3次、第3次の行動も視野に入れている。
今回のストライキは、3月30日に実施された第1次24時間ストに続くもので、第4回合同中央闘争委員会において決定された。前回のストは全国の全港湾・全職種で混乱なく実施され、交渉促進を求める姿勢を鮮明にしたものの、その後の折衝でも実質的な進展は得られなかったという。これを受け、労使交渉の再活性化を目的に、より強い圧力をかけるべく第2次ストを実施する。
港湾労働は国際貿易の基盤を支える重要な役割を担っており、ストライキは海陸一貫輸送をはじめとした物流全体に影響を与える可能性があり、特にコンテナターミナルなどでは、貨物の積み下ろしや通関処理が滞る恐れもある。全国港湾は、今後も団体交渉による解決を目指す方針を示しているが、労使の対立構造が長期化すれば、港湾物流への影響はさらに拡大する可能性がある。
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