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福山通運、タイ・フォワーダー企業を買収

2025年4月7日 (月)

M&A福山通運は7日、タイのフォワーディング事業者Renown Transport(バンコク)と株式譲渡契約を締結し、同社の発行済み株式60%を取得すると発表した。

買収の背景には、ASEAN地域の急速な経済成長と持続的な発展、国際物流需要の拡大への戦略的対応がある。特にタイを中心とした東南アジア市場では、製造業の集積と消費市場の拡大に伴い、高品質な物流サービスの需要が高まっている。Renown Transportは2002年の設立以来、国際フォワーディング事業を軸に着実な成長を遂げ、幅広い業界での顧客基盤を確立してきた。同社の24年度売上高は51億800万円となっている。

福山通運は23年に買収した通関事業者FUKUYAMA GRAND LOGISTICS(タイ)との戦略的な業務提携を通じ、国際物流での輸送効率の大幅な向上とコスト構造の最適化を目指す方針だ。具体的には、通関手続きの迅速化、倉庫運営の効率化、配送ネットワークの統合による相乗効果を追求する。同社は「両社の専門知識と経験、既存の顧客基盤を最大限に活用し、タイ市場の顧客ニーズに応える革新的で最適な物流ソリューションを提供していく」と説明している。

今回の買収を通じて、タイ国内の既存の物流インフラと新規事業基盤を効率的に統合し、より強固な物流ネットワークを構築する。これによって、サービス品質を向上させ、運営効率を最適化する。アジア太平洋地域を軸としたグローバル市場での競争力をさらに強化していく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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