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HHLA子会社、伊トリエステ港を地中海の拠点に

2025年4月7日 (月)

国際ターミナル運営のHHLA PLTイタリアは4日、A.P.モラー・マースク(マースク、デンマーク)と戦略的パートナーシップを強化し、イタリア・トリエステ港へ向けた新たな週1回のシャトルサービス「E17」を開始したと発表した。第1便は今週、同港のターミナルに入港した。この航路はエジプトのポートサイド、トリエステ、ベネチアを結ぶもので、地中海域の物流ネットワーク強化を図る。

(出所:HHLA)

同サービスはノラ・マースク号、マースク・バレッタ号、マースク・バルパライソ号の近代型船舶によって運航される。トリエステ港はエジプトからの最初の寄港地として、特に青果物のリーファー貨物取扱の中継拠点としての地位を確立。中東欧市場に向けたコールドチェーン物流強化の一環として、同社は既にリーファーサービスの設備拡充を進めており、ターミナル内の専用設備の増強にも着手している。

さらに、ターミナル内に設けられた国境検査所により、衛生・動物検疫の迅速な対応が可能だ。新サービスにはアドリア海沿岸のアンコーナ港およびラヴェンナ港への小型船による積み替え輸送も含まれ、海上輸送網の最適化が進み、輸送時間の短縮と東地中海におけるサプライチェーンの強靱化が実現する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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