サービス・商品ROMS(ロムス、東京都品川区)は7日、梱包資材選定を支援する新サービス「梱包アシストAI」の提供を開始したと発表した。
このサービスは、EC(電子商取引)、小売、物流、製造業向けに自動化ソリューションを展開してきたROMSが、実際の現場課題をもとに独自開発したSaaS型ソリューションだ。AI(人工知能)技術を活用し、最適な梱包資材のサイズや梱包手順を作業者に提示することで、これまで作業者の経験や勘に頼っていた資材選定の工程を自動化し、誰でも即座に適切なサイズを選定し、スムーズに作業を進めることを可能とする。
さらに、画面上には商品ごとの同梱指示や取り扱い注意点なども表示されるため、作業の品質が作業者のスキルに依存せず、一定の水準で保たれる仕組みとなっている。AIの提案内容に対しては作業者が簡単にフィードバックを入力でき、その情報がAIの学習データとして蓄積されることで、使えば使うほど提案の精度が高まるよう設計されている。
同サービスは、PCまたはタブレットがあれば導入可能で、初期費用は不要。従量課金制を採用しており、最短3営業日で利用を開始できるとしている。
梱包アシストAIの導入により、作業効率の向上と配送料の最適化が期待される。資材の事前把握により準備や作業段取りが円滑になり、アイテム情報が無くてもAIがサイズを推測することでマスターデータなしでも運用が可能となる。また、梱包順や配置方法を視覚的に提示することでスポットワーカーでも迷わず対応できるようになり、属人化が解消されることで人員の柔軟な配置が実現するという。配送料の面でも、最適な梱包サイズの選定により過剰包装が減少し、不要な送料を削減できるほか、事前に出荷量が把握できることで配車計画の最適化にもつながる。
なお、同サービスは4月9日から11日まで開催される「第6回 関西物流展」に出展される予定で、会場(インテックス大阪)では実際の操作画面を体験できるブースが設けられる。
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