
▲会場の様子(出所:日本船主協会)
環境・CSR日本船主協会は7日、2025年海運講習会を3月31日に開催したと発表した。会場となった海運ビルとライブ配信によるハイブリッド形式で実施され、会員21社から300人の新入社員が参加した。講習会は、海運業界で働く者としての自覚を促すことを目的とし、1957年から毎年開催されている。
物流業界に関わるテーマとしては、外航海運の安全運航や環境対策の取り組み、さらには船や港湾の変化に対応する必要性が講演で強調された。同協会常勤副会長の土屋恵嗣氏は、地政学リスクや気候変動などで海運を取り巻く環境が急変していると述べ、「海運を変えていくのは皆さんだ」と受講者にメッセージを送った。国際物流に携わる職務の意義と責任の重さを伝える内容となった。
また、海上保安庁や日本船長協会からも講師を迎え、ソマリア沖での海賊対策や船上での業務、通信手段などを具体例とともに紹介した。受講者からは、「船は一人で動かすものではない」といった実感や、「物流を支える責任を理解した」との声があったという。
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