M&A食肉加工・販売のスターゼンは7日、オーストラリアの牛肥育企業ブロードウォーターダウンズの親会社、ヨークレンジの発行済全株式を取得し、子会社化したと発表した。豪州産「和牛」の生産に直接かかわることで、海外事業の拡大を図る。
スターゼンは、海外事業の強化に向けて、和牛肉をはじめとする豪州産牛肉の取扱量を増やしており、特に和牛肉を中心とした高級肉の供給力の強化を図っている。
日本産和牛の生産頭数の減少が懸念されるなか、さらなる豪州産和牛肉のサプライチェーン強化を図るため、自社で牛肥育企業を経営し、給餌飼料や肥育方法の改善により品質の向上を目指すことになった。
これによって、中国や東南アジアを中心とした第三国への販売までトータルに手掛けることが可能になるとしている。
買収する親会社のヨークレンジは個人が全株式を所有しており、100%子会社で、肉牛の肥育、繁殖を手掛けるブロードウォーターダウンズに土地を貸していた。
株式の取得は7日付で、取得金額は全株式100株55億9000万円。アドバイザリー費用などを含めて59億4000万円となる。取得先は公表されていない。
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