荷主三井物産は9日、米国ルイジアナ州で低炭素アンモニア製造事業「Blue Point」に出資参画すると発表した。世界最大のアンモニア製造企業CFインダストリーズ(米国)、国内最大の発電事業者JERAと共同で、年間140万トン規模の低炭素アンモニア工場を建設する。工場はことし着工し、29年から商業運転を開始する。
同事業では、CCS(CO2の回収・貯留)技術を活用し、年間230万トンのCO2を処理することで、製造過程での排出量の95%以上を削減する。製造されたアンモニアは各出資企業が引き取り、同社は欧州やアジアなどへの販売を見込んでいる。同社は本事業に対し、29年までに1500億円(10億ドル)を順次投資する方針で、事業全体の総費用は6000億円(40億米ル)に上る。
同社は、化学品分野での50年以上のトレーディング実績と、エネルギー分野での天然ガス・LNG供給の知見を融合させ、国際的な輸送網の構築と燃料供給体制の整備に取り組む。
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