
▲新生産棟(出所:村田製作所)
荷主村田製作所は3日、生産子会社である出雲村田製作所(島根県出雲市)において建設を進めていた新生産棟が完成し、竣工式を実施したと発表した。積層セラミックコンデンサ(MLCC)の中長期的な需要拡大に対応するため、生産体制の強化を図る。
新棟は鉄骨造10階建てで、延床面積は6万9829平方メートル、総投資額は470億円。用途はMLCCの生産で、既存拠点と合わせた国内供給力の底上げを担う。電子機器の高度化やEV(電気自動車)化の進展を背景にMLCC需要は拡大が続いており、同社は安定供給体制の構築を急ぐ。
同社はMLCCの生産拠点を日本、ASEAN、中国に分散配置し、需給変動への対応力を高める戦略を採る。近年もタイ、石見、無錫で生産棟を相次ぎ竣工したほか、福井では研究開発棟を新設、インドでは包装・出荷機能を持つ拠点の稼働を予定するなど、グローバルでの供給網を拡張している。
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