M&Aリファインバースグループは1日、子会社リファインバースがポリオレフィンリサイクル事業の拡張に向け、蒲郡工場(愛知県蒲郡市)に新たな高純度精製設備を導入すると発表した。投資額は3億2400万円で、2026年9月の稼働開始を予定する。千葉県富津市の既存拠点と合わせ、2拠点体制で再生素材の供給力を強化する。
対象となるポリオレフィンは、包装材などで広く使われる一方、紙やアルミなど異素材と複合化されるケースが多く、分離の難しさから多くが焼却・熱回収にとどまっていた。同社はエアバッグ再生で培った素材分離技術を応用し、複合プラスチックからポリオレフィンを高純度で回収するプロセスを確立。マテリアルリサイクル用途だけでなく、油化・ナフサ原料としてのケミカルリサイクルにも対応可能な汎用原料として展開する。
この取り組みは、従来のサーマルリサイクル中心の処理から、再資源化への転換を促す位置付けとなる。国内で大量に発生しながら有効活用が進んでいなかった廃プラスチックを「都市油田」と捉え、資源として再循環させるサプライチェーンの構築を目指す。
一方で、リサイクル材の安定供給には回収・選別・物流の効率化が不可欠となる。複合素材の分離技術が進展しても、原料の確保や品質の均一化、輸送コストの最適化といった上流・下流の設計がボトルネックとなる可能性は残る。設備投資による供給力拡大と並行し、回収網や流通の整備を含めたサーキュラーサプライチェーン全体の構築が問われる局面にある。
同社は本事業により、2028年6月期に売上高1000百万円規模への成長を目指すとしている。
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