調査・データ古河電気工業は16日、島根県美郷町で特殊大型ドローンを活用した林業支援の実証実験を3月に完了したと発表した。同町での「林業イノベーション実証事業」の一環で、苗木や資材の運搬をドローンで代替し、省力化と安全性向上を図る取り組み。

▲特殊大型ドローンによる運搬の様子(出所:古河電気工業)
実験では最大積載重量49キロのドローンを用い、急傾斜地や遮断地域へ1回あたり1000本の普通苗を搬送した。これは人力による10往復分に相当する量で、ドローンによる運搬が現場作業の大幅な効率化につながることが示された。また、町内に拠点を持つ企業の社員6人に対して運用講習を行い、操縦オペレーターの育成も進めたことで、地域内での長期運用体制の構築にも寄与する。
同社は2020年11月に美郷町と包括的連携協定を結び、ドローンを活用した検査・運搬支援を通じて中山間地域の課題解決を進めている。
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