コスモ石油の内航船計画を効率化、ALGO ARTIS

サービス・商品ALGO ARTIS（アルゴ・アーティス、東京都港区）は15日、コスモ石油の内航船配船計画にAI（人工知能）最適化ソリューション「Optium」（オプティウム）を導入し、4月から本格運用を開始したと発表した。これにより、配船業務の効率が20％向上し、燃料使用量も5％削減される。輸送効率の改善により、CO2排出量の低減にもつながる。

（出所：ALGO ARTIS）

石油製品の内航輸送は、安全性や安定供給に重要な役割を果たしており、天候やバースの状況など多様な条件に応じた運航計画の策定が求められる。従来は手作業も交えた計画立案が中心だったが、Optiumは配船表や在庫表、バース表をリアルタイムに連携させ、最適な配船計画を自動で立案できる。データの形式統一によって重複作業を削減し、ミスの防止や迅速な意思決定も実現する。

同ソリューションは、必要情報の一元管理からシミュレーション評価までを一貫して自動化するもので、配船業務全体の高度化が可能だ。同社は今後も同社のAI技術を通じて、コスモ石油のデジタルトランスフォーメーション（DX）およびグリーントランスフォーメーション（GX）の推進を支援する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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