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JR中央線で駅弁毎日輸送、「はこビュン」活用

2025年4月17日 (木)

ロジスティクスJR東日本八王子支社は17日、列車荷物輸送サービス「はこビュン」を利用し、駅弁製造販売の丸政(山梨県北杜市)の駅弁を、3月15日から365日毎日輸送していると発表した。中央線特急「かいじ20号」で甲府駅から八王子駅へ運び、販売機会の向上につなげる。トラック配送による到着遅延などの課題を解決し、できたての駅弁をより早く届けたいという思いから、2024年8月より調整・検証を進めてきたという。

▲列車荷物輸送サービス「はこビュン」による輸送の様子(出所:JR東日本)

輸送は、甲府駅11時32分発の中央線特急「かいじ20号」を使用し、八王子駅には12時34分(休日は12時33分)に到着する。輸送された駅弁は、八王子駅改札内の「NewDays KIOSK(ニューデイズキオスク)八王子駅改札内店」で販売される。従来、トラック便では夕方から夜の到着となっていたが、「はこビュン」に切り替えたことで昼には店頭に並ぶようになり、販売時間が大幅に延長。顧客が駅弁を手に取る機会が増加したという。

▲従来のトラック輸送と現在の列車輸送の比較図(クリックで拡大、出所:JR東日本)

輸送・販売しているのは、「八ヶ岳高原の鶏めし」や「八ヶ岳高原たまごサンド」など、人気の駅弁5商品。「はこビュン」は、JR東日本グループが展開する列車荷物輸送サービスで、鉄道の速達性・定時性・環境負荷の低さといった強みを生かし、地域の魅力発信や、ドライバー不足などの社会課題解決への貢献を目指している。

JR東日本八王子支社は今後、「かいじ20号」のほか、同じく「はこビュン」を実施している「かいじ14号」などを活用し、山梨地産品の常時配送や、八王子駅だけでなく新宿駅、東京駅など他の特急停車駅への定期的な配送も検討していくという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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