JR東、列車輸送サービスを｢はこビュン｣と命名

（出所：JR東日本）

ロジスティクス東日本旅客鉄道（JR東日本）は5日、列車を活用した輸送サービスの名称を「はこビュン」と決定したと発表した。荷物の「箱」と「運ぶ」をかけて「はこ」、新幹線や特急列車などで速く届けるイメージを「ビュン」と表現した。10月1日に開始した、東北・上越新幹線での輸送サービスも、この名称で展開する。列車の定時性と速達性を生かして、朝にとれた食材をその日のうちに届けるサービスを主体に展開する。

JR東は、サービス名称の決定を契機として、新幹線や特急列車などでの荷物輸送サービスを本格展開する。北海道旅客鉄道（JR北海道）や西日本旅客鉄道（JR西日本）などと連携し、全国各地の農産物や水産物をはじめとするさまざまな食材を営業列車の車内販売準備室や座席を使って輸送する。地方から首都圏へだけでなく、首都圏から各地方へのサービスも展開する。駅併設の商業施設を中心に、それ以外の店舗でも販売する。

輸送サービスの対象は、JR東が運行する各新幹線と「踊り子」「あずさ」「ひたち」など在来線の特急列車。食品に加えて、精密機械部品や医療品の輸送も検討する。