財務・人事家具・家電のレンタルサブスクリプションサービスを展開するクラス(東京都目黒区)は24日、総額25億3000万円の追加資金を調達したと発表した。
同社は、耐久消費財の循環型サプライチェーンをDX(デジタルトランスフォーメーション)化するなど事業インフラを強化し、2024年第4四半期の売上高で前年同期比35%増を達成。これに加え営業キャッシュフロー黒字の持続性が評価され資金調達を達成した。今回調達した資金は、現在展開している家具、家電、スポーツ&レジャー、ベビー&キッズ、オフィス家具といった既存カテゴリーにおいて品ぞろえを拡充し、より多様なニーズに対応できるよう商品ラインアップを深耕する。
今後の展望として、EC(電子商取引)事業「CLAS」において循環物流網の構築を行う。現在は旧型モデルや戻り品などで新規での販売が難しい余剰在庫やアウトレット品、店頭展示品などをメーカーから仕入れ、ECサイト上でレンタル・サブスク品として提供している。また利用後に返却された商品は、リペア(修繕)・クリーニングを施して再生活用・循環させることで、これまでに11万4000点もの家具や家電の廃棄を回避してきた。今後はユーザーからもセカンドハンド(ユーズド品)調達を実施し、循環物流を構築する。
さらに、現在は関東4都県と関西3府県が対象となっている提供エリア拡大も進める予定。関西・九州エリアを中心に主要大都市圏へのエリア拡大を2025年度中に目指す。
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