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家具インテリアの資源循環で関連35社が協議会設立

2023年6月28日 (水)

荷主家具メーカー、家具小売業、家具の運送を手がける物流企業など、家具インテリア業界のサプライチェーン(SC)に関わる35社が同業界の経営改善に連携して取り組むため、任意団体「家具インテリア リサイクル&リニュー協議会」を28日に設立した。

参画企業は家具インテリア業界の課題となっている不要家具の引き取り、再利用、再資源化などの資源循環や、森林の生態系保全、CO2排出削減など、環境負荷の少ないサプライチェーンの構築と、廃棄物の発生を抑え資源価値を最大化するサーキュラーエコノミーの実現へ連携して取り組む。

▲家具インテリア業界と顧客のサーキュラーエコノミー構想のイメージ(出所:家具インテリア リサイクル&リニュー協議会)

協議会では、資源循環のループをつなぐ体制と再資源化促進の研究開発、家具の長期耐用性を向上する仕組みの構築、2050年実質ゼロカーボンへ向けた研究開発と取り組みの推進、環境性能評価の研究による環境にやさしい家具開発の推進──に向けた4つのワーキンググループを順次立ち上げ、サプライチェーンの生産や物流、販売などの動脈産業から、廃棄やメンテナンスなどの静脈産業に至るまで、垂直連携でマネジメントする。

同協議会の発足は、前身の家具経済同友会の内部組織として、廃家具の再資源化と再利用を推進するための協議会を組織したのがきっかけ。この活動を発展させ、製品の企画研究開発から、材料の調達、製造、流通、使用、修理、リユース、不要家具の引き取り、適正な処理と再生という、一連のサーキュラーエコノミーを環境負担の少ない方法で実現するため、同業事業者とステークホルダーが連携した新たな組織を立ち上げた。

(出所:家具インテリア リサイクル&リニュー協議会)

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LOGISTICS TODAY編集部
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