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山形県農林大学校でアシストスーツの特別講義

2025年4月30日 (水)

環境・CSR肉体労働などをサポートする「アシストスーツ」を製造販売する、東京理科大学発スタートアップのイノフィス(東京都八王子市)は4月30日、東北農林専門職大学付属農林大学校(山形県新庄市)で、マッスルスーツ開発背景や活用事例を紹介する特別講義を2月4日に実施したと発表した。

(出所:イノフィス)

講義は、学生の視野を広げ、将来の進路や就農後の働き方を考えてもらおうと実施。同校の稲作果樹・野菜・畜産・林業などの学科から61人の学生が参加した。

当日は、同社がマッスルスーツの開発背景や実際の活用例などを解説。マッスルスーツには、人工筋肉の技術が使われており、装着するとゴムの力で腰の負担を35%軽減する。説明を聞いた後、全員がスーツを装着し、効果や使い心地を体験した。

装着体験をした学生へのアンケートでは、回答者59人のうち35人が「現場で使ってみたい」「役に立つと思う」と回答。「重い荷物の持ち上げや中腰姿勢での作業の負担が軽減された」「最初は装着に戸惑ったが、慣れると動きやすかった。もっと軽い素材になれば、さらに使いやすくなると思う」などの意見があった。

同社は同校に対し、マッスルスーツを寄贈しており、授業や実習で使われている。学生の中には卒業研究テーマとして「アシストスーツの活用」を検討する学生もいるという。

同校は「学生たちにとって最新技術に実際に触れる機会は貴重で、将来の農業や林業の現場での活用を考える良いきっかけにとなる。今後は、より実践的な方法でのスーツの使用も検討していきたい」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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