ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ニッセンHD、配送面注力も客数減響き赤字拡大

2013年10月25日 (金)

M&Aニッセンホールディングスが25日二発表した1-9月期決算は、昨年買収したシャディなどの売上が期の始めから寄与して22.8%の増収となったものの、中核事業会社のニッセンで稼働客数の減少が大きく響き、34億1000万円の営業損失(前年同期は5億5800万円の損失)を計上した。

QSC(商品品質、サービス品質、分かりやすさ)を向上させる取り組みによって受注の取消しや廃番、返品が減少し、受注比売上率は改善しつつあるが、ニッセン本体で減収や輸入関連コスト、仕入れコストの増加が利益を押し下げた。

QSC向上の取り組みでは、ネット注文金額3900円以上で送料を無料にするキャンペーンを展開するなど、配送面やポイント制度の整備に注力した。支払物流費の主要な部分を占める運賃・荷造費は、前年同期の94億9200万円から50億円近く増えて143億6300万円となった。