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独港湾大手、カーボ・ヴェルデの物流インフラ強化

2025年5月2日 (金)

国際ドイツの港湾大手HHLAは4月30日、HPCハンブルク港コンサルティング(HPC、ドイツ)が、カーボ・ヴェルデ共和国のサンティアゴ島におけるポルトフンド港バルク貨物ターミナル開発に向けた予備的可能性調査を完了したと発表した。調査はスペインのインフラ企業COPISAの委託によるもので、市場分析、ターミナル設計、財務評価などを通じて、投資誘致と次段階の詳細調査に向けた基盤を構築する内容となっている。

(出所:HHLA)

ポルトフンドは、カーボ・ヴェルデ共和国で最も人口の多いサンティアゴ島に位置し、農業地帯と首都プライアを擁する地域物流の要所である。HPCは新設ターミナルの市場潜在性や価格設定、貨物構成、運用コストを分析し、それに基づき施設レイアウトと運用構想を策定した。また、穀物や炭化水素、水素製品などの輸送に対応できるよう設計を調整し、地域のサプライチェーン強化と物流自立に向けた機能性も盛り込んだ。

同プロジェクトはCOPISAとモーリタニアの投資会社AFRICOMが共同で資金調達を進める計画で、4月上旬には両社とポルトフンド港のあるサンタクルス市が協定、官民連携による事業推進体制が始動している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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