拠点・施設名鉄ワールドトランスポート(東京都千代田区)は7日、大阪府和泉市あゆみ野に「大阪グローバルロジスティクスセンター」(OGL)を1日に開設したと発表した。
新センターは延床面積6468平方メートル。大阪南港から40分、関西国際空港から25分の位置にあり、標高70メートルの内陸高台に立地する。自然災害のリスクが低く、荷主企業のBCP上において戦略的拠点になる。
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▲(左から)OGL外観、内観(出所:名鉄ワールドトランスポート)
OGLは保管、在庫管理、流通加工、EC(電子商取引)対応、プロセスセンター機能、広域配送を担う。既存の大阪南港保税倉庫(南港オペレーションセンター、大阪市住之江区)は保税機能、航空貨物対応、輸出入業務を主に担当する。
新センターと大阪南港保税倉庫の2拠点体制により、多様化する顧客のサプライチェーンニーズに包括的に対応。南港オペレーションセンターでは輸出入業務に特化する。OGLでは国内物流サービスを強化する。両拠点はWMS(倉庫管理システム)による在庫管理で連携し、効率的な物流体制の構築を進める。
この新たな施設は東京グローバルロジスティクスセンター(東京都大田区)とも連携し、事業継続計画対策や全国規模のサービス提供体制を強化する。入出荷作業、コンテナの荷役作業、製造工程払出し、仕分け、ローカライズラベル貼り、検品など多様な物流機能を備える。
2022年4月に設立された名鉄ワールドトランスポートは、資本金1億円を有する名古屋鉄道グループの国際物流企業。世界200か国超のネットワークを持つ国際フォワーダーとして、国際航空・海上貨物運送業、通関業、ロジスティクスサービスを展開する。同社は名古屋鉄道グループの経営ビジョンに基づき、「社会を支える事業」として地域価値の向上に努め、国際物流サービスを通じて社会と地域の発展に貢献する方針を掲げている。
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