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ヤマトHD、マレーシアで宅急便事業を開始

2010年12月16日 (木)

話題ヤマトホールディングスは16日、マレーシアでコレクト事業を含む宅急便事業を開始すると発表した。

 

シンガポールとマレーシアはASEAN域内でも特に密接な経済圏を形成しているため、マレーシアでの宅急便事業は、この2国間を宅急便ネットワークで結ぶことを視野に入れて、2011年9月下旬をめどに開始する。

 

今後は、マレーシア、シンガポール、ASEANからアジア全域での宅急便を含む物流のグローバルネットワーク構築を加速させる考え。

 

同社は1月にシンガポールで宅急便事業を開始しており、「順調なスタートを切ることができた」として、宅急便に類似した高品質・高付加価値な物流サービスは提供されていないマレーシアに拡大することにしたもの。日本で提供している「時間帯お届けサービス」「冷凍・冷蔵対応」「代金決済サービス」といった物流サービスをスピーディーに展開していく。

 

現地での事業は、ヤマトグループとマレーシアの物流会社「キュリオパック」社が合弁で設立するマレーシアヤマト運輸が行う。マレーシアヤマト運輸は最終的にヤマトアジアが60%、キュリオパック社が40%を出資する。