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福山通運、イオン・近鉄と大阪のパンを貨客混載輸送

2025年5月16日 (金)

ロジスティクス福山通運とイオンリテール中部(名古屋市中村区)、近畿日本鉄道の3社は16日、大阪-名古屋間で23、24日の2日間、貨客混載輸送を実施すると発表した。トラックと鉄道を組み合わせた輸送で工場-店舗間の納品リードタイムを短縮するとともに、ドライバー不足の解消や、モーダルシフトによる環境負荷軽減につなげる。

福山通運は大阪船場支店に持ち込まれる鳴門屋製パン(大阪市平野区)の手作りパンを大阪難波駅までトラックで輸送。その後、近鉄が大阪難波駅-近鉄名古屋駅間を近鉄名阪特急「アーバンライナー」で運ぶ。イオンリテール中部は近鉄名古屋駅で商品をピックアップし、イオン熱田店まで運んで販売する。

▲輸送フローのイメージ(クリックで拡大、出所:福山通運)

今回の取り組みで、これまで大阪府内や近畿圏中心での販売となっていた商品の名古屋市内での販売が可能になるほか、既存の物流体制と比べ輸送時間が15時間短くなるため、より鮮度の高い商品を店頭に並べられるようになる。

貨客混載輸送を展開することで、イオンリテール中部は販売機会の拡大を、近鉄は特急車両の有効活用による収益確保を目指す。福山通運は新たな輸送機会を獲得できるほか、ドライバー不足の解消やCO2排出量削減を図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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