調査・データENEOSは20日、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所(PARI)と共同で、環境省より「2025年度海洋資源を活用したCCUSに関する調査検討業務」を受託したと発表した。
本業務は、CO2吸収源対策としての「ブルーカーボン」の拡大のために、深海域における海藻類の挙動や周辺環境に及ぼす影響について調査・検討を行い、海洋資源を活用したCCUSの推進及びエネルギー起源CO2削減に資することを目的に行う。CCUSは、環境中のCO2を分離・回収し、その利活用や貯留を行うもの。

▲有人潜水調査船「しんかい6500」(出所:ENEOS)
同社は、CO2吸収源としての期待が大きい大規模ブルーカーボン取り組みの実現を目指し、深海における海藻類の挙動把握や海藻類による深海域への影響評価のために潜航を含む船舶調査、炭素貯留量の把握と影響評価についてのシミュレーションモデルを使った検討を3者共同で実施する。船舶調査では、世界トップクラスの潜航能力(最大潜航深度6500メートル)を持つ有人潜水調査船「しんかい6500」を活用する。
同社は、これまで海草・海藻藻場再生事業においてカーボンクレジット(Jブルークレジット)の認証・取得や産官学連携による大規模ブルーカーボン創出の検討を進めており、本業務を通してブルーカーボンの取り組みを加速させる。
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