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フェデックス、コールドチェーンサービスを拡充

2013年11月5日 (火)

メディカルフェデラルエクスプレスフェデラルエクスプレス(フェデックス)は1日、冷凍・冷蔵輸送(コールドチェーン)サービスを拡大すると発表した。総床面積8万8000平方フィート(8000平方メートル)に及ぶ近代的なコールドチェーン・センターを米国・メンフィスに建設し、2014年秋にオープン。大量の集荷・配送操作を行いつつ、二酸化炭素、湿度、温度をリアルタイムにモニタリングできるようにする。

同社が整備するコールドチェーンサービスは、サーマル・ブランケット、コールド・シッピング・パッケージオプション、ディープ・フローズン・シッピング・ソリューション、シップメントウォッチ——の4サービス。

サーマル・ブランケットは、直射日光、雨、湿度を避けて15度から25度で大量に貨物を輸送する「取り扱いに注意が必要な医療品」向けに開発。アジア太平洋地域では日本とシンガポールで利用可能で、フェデックス・プライオリティ・アラート・プラスや冷凍・冷蔵車による集配などもこれに含む。職業用具として分類され、非課税対象となる再利用可能なサーマル・ブランケットも用意する。

コールド・シッピング・パッケージオプションは、ナノ・クール社が製造する梱包材を使用したパッケージで、5分以内に内部の温度を4度にすることが可能。感染性と非感染性臨床試料のいずれの規制にも適合し、フェデックス「センス・アウェア」技術、フェデックス・プライオリティ・アラートと組み合わせて利用することができる。アジア太平洋地域の13市場で利用可能。

ディープ・フローズン・シッピング・ソリューションは、ドライアイスに代わる革新的な液体窒素乾燥蒸気を使用した環境にやさしいソリューションで、顧客は温度に敏感なサンプルや標本を最大10日間にわたってマイナス150度よりも低い温度で輸送できる。アジア太平洋地域の13市場で利用可能。

シップメントウォッチは新しいモニタリングソリューションで、集荷から配送までセンス・アウェアアプリケーションを使用して位置、温度、光、湿度、気圧、衝撃などのデータで出荷物のモニタリングを確実に行うことができる。アジア太平洋地域ではオーストラリア、香港、シンガポールで、フェデックスから、フェデックス以外からの出荷の両方で利用可能。

■詳細は下記URLを参照。(英文)
http://www.fedex.com/us/healthcare/