自動運転ガティック、安全諮問委員会を設置

ロジスティクス自動運転物流サービスのガティック（米国）は20日、自動運転トラックの安全性を確保するため、政府関係者や民間企業の元幹部を招いた安全諮問委員会を設置すると発表した。商業用の無人輸送運行における戦略的助言を受ける目的で、透明性と独立性を確保する体制を構築する。

同委員会は、米運輸省や国家運輸安全委員会（NTSB）、NHTSA（米国家道路交通安全局）などに所属していた専門家や、U.S.エクスプレスなどの元幹部で構成され、社内の安全審査委員会に対して安全文化、技術、訓練、パートナー連携などについて助言を行う。今後、政府や学術機関、顧客などステークホルダーへの情報共有にも活用される。

同社は2021年にウォルマートと連携して無人トラックの商用運行を開始しており、米国やカナダで展開を進めている。今回の委員会設置は、北米全域への無人輸送運行拡大を見据えた安全体制強化の一環で、外部による独立検証を取り入れた安全評価フレームワークも導入している。700項目以上の安全評価を通じて、自動運転の実用化に向けた信頼性の確保を図る。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com