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JFEスチール、船舶向けアンモニア仕様鋼板好調

2025年5月22日 (木)

▲アンモニア混載LPG船(出所:JFEスチール)

荷主JFEスチール(東京都千代田区)は21日、液体アンモニアタンク向けの低温用鋼板の累計受注量が5万トンに達したと発表した。IMO・IGCコードに準拠し、日本海事協会が認定するアンモニア仕様鋼板の製造を2020年に開始して以降、船舶向けを中心に需要が拡大している。

同社は倉敷・福山・京浜の3か所の厚板工場で製造体制を構築。独自のTMCP技術を適用し、大入熱溶接や溶接後熱処理仕様など多様な用途に対応する鋼板を提供している。液化されたアンモニアによる応力腐食割れへの対策が求められる中、同製品が物流インフラ構築の一環として採用されている。

アンモニアはCO2を排出しない燃料として注目されており、貯蔵・輸送用の鋼材需要が高まっている。同社は今後、造船分野に加え、エネルギー分野への拡販も視野に入れ、GX(グリーントランスフォーメーション)を見据えた供給体制を強化する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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