ロジスティクス商船三井は25日、IHIがインドで参画しているグリーンアンモニア製造プロジェクトへの出資検討を目的とした覚書を、IHIや北海道電力、三菱ガス化学、みずほ銀行、東京センチュリーの5社と締結したと発表した。2030年までに年間40万トンのグリーンアンモニアを生産し、日本に安定供給する体制の構築を目指す。
このプロジェクトは、インドの大手再生可能エネルギー事業者であるACMEグループが主導するもの。商船三井は、同プロジェクトで製造されるアンモニアを日本へ外航船で輸送し、国内の一次基地から二次基地への内航船輸送までを担うサプライチェーン構築を推進している。アンモニアはCO2を排出しない燃料として、発電や船舶分野などでの利用が期待されており、物流面での安全性と効率性の確保が重要視されている。
また、北海道電力は苫小牧地域におけるアンモニアの受け取り・貯蔵・供給拠点の整備を進めており、同プロジェクトとの連携による物流拠点の整備が期待されている。みずほ銀行は2兆円の資金供給目標を掲げ、東京センチュリーは再生可能エネルギー事業の一環として出資を検討している。6社は今後、特別目的会社の設立などを視野に連携を深めていく。
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