調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物、東京都渋谷区)は21日、2025年4月分の輸送実績を発表した。コンテナと車扱を合わせた輸送量は227万トンで、前年同月比2.4%増となった。
コンテナ輸送は165万トンで同4.6%増となった。中央新幹線建設工事に伴う発生土などのエコ関連物資の取り扱いや、連休期間中の積み合わせ貨物の利用増により全体を押し上げた。化学工業品や自動車部品なども堅調に推移したが、車扱輸送は62万トンで2.8%減にとどまった。亜鉛の取扱終了や燃料価格の高止まり、物価高による行楽需要の低迷が響いた。
品目別では、エコ関連物資が前年比4.3倍と大幅に増加し、その他工業品や積み合わせ貨物も増加した。車扱ではセメント・石灰石が2.2%増と伸びた一方、石油やその他品目が減少した。輸送需要は一部品目で堅調に推移する一方、消費動向の弱さや物価上昇の影響が引き続き懸念される状況だ。
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