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DHL、EREVトラックを初公開

2025年5月23日 (金)

▲初公開されたEREVトラック(出所:DHL)

サービス・商品DHL(ドイツ)は22日、スカニア(スウェーデン)と共同開発したEREV(Extended Range Electric Vehicle)を、ドイツ・ライプツィヒで開催されたOECD国際交通フォーラムにて初公開したと発表した。

EREVは、電動走行を基本としながらも、バッテリー残量が少なくなった際に発電機で充電できる仕組みを備えており、ドイツ国内のベルリン近郊のルートヴィヒスフェルデ-ハンブルク間でおよそ100日間にわたって実証走行が行われた。

実証では、EREVが走行距離2万2000キロを記録し、そのうち91.9%を電動モードで運行した。従来のディーゼルトラックと比較して、EREVは16トン近くのCO2e排出量を削減し、排出削減率は90%以上に達した。走行中に充電施設の使用が困難な場面では、補助電源として内蔵発電機を作動させたが、その稼働は全体の8.1%にとどまった。

DHLは今後、EREVの次世代モデルとして520キロワット時の大容量バッテリー搭載型の導入を検討しているが、さらなる普及にはEUおよび各国の規制整備が不可欠とし、排出量に応じた課金制度の導入などを政策的な取り組みを進める。

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LOGISTICS TODAY編集部
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