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大正製薬、専門医が夏本番前の対策を解説

2025年5月26日 (月)

調査・データ大正製薬は26日、熱中症予防に重要な「暑熱順化」に関する調査結果を発表した。全国の20代以上の男女1000人を対象とした調査では、262人が「暑熱順化は意識していない」と回答し、4分の1が認識不足を示した。

暑熱順化のために実践していることでは「水分をこまめにとる」が480人で最多。次いで「睡眠をしっかりとる」(336人)、「汗をかく程度の活動」(319人)、「入浴を欠かさない」(251人)が続いた。積極的に摂取している栄養素では「たんぱく質」(190人)がトップだった。

熱中症対策に詳しい済生会横浜市東部病院の谷口英喜医師は、暑熱順化について「身体を徐々に暑さに慣らし、夏の高温環境に適応するための重要な生理的プロセス」と説明。効果的な暑熱順化には少なくとも2週間程度の継続的な取り組みが必要で、5月後半から梅雨明け前の実施が理想的だという。

具体的対策として、谷口医師は4つの要素を挙げた。栄養面では体温調節に重要なタウリン(イカ、タコなど)、ビタミンB群(豚肉、豆類など)、ビタミンC(キウイなど)、クエン酸(梅干し、酢)をバランスよく摂取することを推奨。

水分補給は1日1.2-1.5リットルを8回程度に分けてこまめに飲む。運動では軽いウォーキングなどを1日30分程度、週5日実施。入浴は38〜40度のぬるめのお湯で10〜20分間の半身浴が効果的だとした。

谷口医師は「夏の暑さに耐えられる体づくりには少なくとも2週間程度のプロセスが必要。栄養・運動・入浴・睡眠を意識し、無理なく継続することが大切」と述べ、今から夏本番に向けた準備を始めることを呼びかけた。

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LOGISTICS TODAY編集部