ヤマト運輸、ファン付きベスト導入拡大

（出所：ヤマト運輸）

サービス・商品ヤマト運輸（東京都中央区）は27日、6月からファン付きベストの導入を拡大するなど、従業員の熱中症対策を大幅に強化すると発表した。

2021年から台車や自転車で集配業務を行うセールスドライバーに6500着を貸与していたが、今回トラックで集配業務を行うセールスドライバーと作業職社員に新たに7万5000着を貸与する。運転の妨げとならないよう、ファンの取り付け部分を背面から側面に7センチずらした仕様に改良した。

ほかにも、全国の事業所にWBGT測定器3000台を設置し、設置場所ごとの作業環境を正確に把握する。一部エリアでは熱中症リスクを感知するウエアラブルデバイス2500台の実証を開始する。同デバイスは手首に装着し体の深部体温の変化を測定、熱中症のリスクを音・光・バイブレーションで認識できる。6月1日から職場における熱中症対策が義務化されることも導入の背景となっている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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