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アイリスグループ、政府備蓄米の販売開始

2025年5月28日 (水)

荷主アイリスグループのアイリスアグリイノベーション(仙台市青葉区)は27日、農林水産省が実施する政府備蓄米の「随意契約」に関する事業者認定を受け、同社の亘理精米工場で当該米を精米し、アイリスオーヤマ公式通販サイト「アイリスプラザ」およびダイユニカンパニーの3店舗で順次販売を始めると発表した。政府備蓄米を民間が活用する随意契約制度は国の備蓄機能を使い、供給不安の解消や消費者への安定供給に寄与する施策として始まったばかり。

販売する米は「和の輝き」5キロ(「政府備蓄米」印字シール)で販売価格は2160円(税込、アイリスオーヤマ公式通販サイト「アイリスプラザ」は送料別途)。販売開始は6月2日で、5月29日からアイリスプラザで予約販売を開始する。販売場所はアイリスプラザとダイユニカンパニーのダイシン幸町店、ユニディラゾーナ川崎店、ユニディ松戸ときわ平店。購入は1人1点、月1回、会員登録が必要になる。

調達や精米はアイリスアグリイノベーション、流通はアイリスフーズ、販売はアイリスプラザなどグループ各社が担う。同社は2013年から精米事業へ参入し、被災地支援や農業復興のために生鮮米やパックごはんの生産・販売を続けている。玄米の調達から精米、流通、販売までグループ内で完結する体制を持ち、今回の政府備蓄米活用でもこの強みを生かし、緊急時でも安定的に値ごろな価格で供給するとしている。

同社は今後も国内農業の振興やフードセキュリティーの強化へ貢献し、精米・食品事業の供給体制を強化する。「食の安心・安全」と「家計負担の軽減」への社会的ニーズに答える方針だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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