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アイリスオーヤマ、精米から販売まで供給体制構築

2025年6月2日 (月)

ロジスティクスアイリスオーヤマは2日、政府の備蓄米を販売すると発表した。同社は5月27日、農林水産省の随意契約で1万トン分の政府備蓄米契約を結んだ。国内でコメの価格高騰と供給不安が深刻化する中、アイリスグループは玄米の調達から精米、流通、販売までを自社で担う体制を構築してきた。この体制を生かして迅速に販売準備を整えた。

▲当初予定よりも前倒しとなる5 月31 日から販売を開始した(出所:アイリスオーヤマ)

同社は5月29日、政府備蓄米を亘理精米工場に搬入した。即日で検査と精米を実施し、当初予定より前倒しの同31日から販売を始めた。販売場所は、公式通販サイト「アイリスプラザ」と、グループ会社であるダイユニカンパニーの一部店舗とした。31日時点でダイシン幸町店、ユニディ松戸ときわ平店の2店舗で販売を開始。その後、6月2日にはユニディラゾーナ川崎店、6月3日にはダイシン泉店、桂店、気仙沼店、岩沼店、ユニディ千鳥町店、菅野店、狛江店、湘南平塚店で取り扱い店舗を拡大した。

公式通販サイト「アイリスプラザ」では5月29日から予約販売を開始し、現在は抽選販売方式にしている。販売商品は「和の輝き 5kg」で、価格は税込2160円。通販利用の場合は送料として400円を加算する。販売体制の強化により、早期に全国の食卓へ商品を届けるとしている。

同社は今後、政府備蓄米の入荷状況に応じて取り扱い店舗を順次拡大する。「食の安心・安全」と「家計負担の軽減」という社会的ニーズに応えた取り組みをさらに強化する方針を示した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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