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TSR、5月負債1000万円未満倒産、運輸業は前年比減

2025年6月9日 (月)

調査・データ東京商工リサーチ(TSR)は9日、5月の「負債1000万円未満」倒産に関する調査結果について公表した。

5月の負債1000万円未満の倒産は42件(前年同月比22.2%減)で3か月連続で前年同月を下回った。1-5月累計は201件(同7.3%減)で、月間平均40.2件で推移している。

産業別でみると、運輸業は前年同月を下回った。最多がサービス業他の13件(35%減)であり、建設業だけが前年同月を上回った。形態別では最多が破産の41件(21.1%減)。このほか特別清算が1件発生し、今月発生したすべて「消滅型」だった。資本金別では1000万円未満が37件(構成比88%)と小・零細企業が大半を占めた。

同社の分析では、負債1000万円未満の倒産は大半が小・零細企業で、ゼロゼロ融資などコロナ関連の資金繰り支援策の副作用で過剰債務から抜け出せないケースもある。今後は新たな資金調達が難しい企業を中心に、負債1000万円未満の倒産は増加に転じる懸念もあるとした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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