環境・CSRドローン・コンサルティングのトルビズオン(福岡市中央区)は18日、福岡県那珂川市成竹区で22日に大型物流ドローンを使った物資輸送訓練を実施すると発表した。この日は同地区の自主防災訓練があり、地域住民や自治会、自治体と連携してドローンの運航体制のほか、避難や物資受け取りの手順などを確認する。

▲訓練で使用するDJI FlyCart30(出所:トルビズオン)
当日は午前8時から豪雨災害を想定した訓練が行われ、物資輸送の代替手段としてのドローンの利活用を検証する。成竹地区を含む同市南畑エリアは、山地に囲まれた地形で、那珂川流域に位置することから、土砂災害と河川氾濫の両リスクが存在する。特別警戒区域や警戒区域に指定された急傾斜地崩壊危険個所も広がっており、局地的な豪雨や地震による土砂災害も懸念される。
ドローンによる輸送訓練では、避難所となる南畑小学校へのAEDや飲料水などの輸送を想定。機体はDJI FlyCart30を使って、レベル2相当の目視内飛行を行う。また、災害時のドローン活用への理解を深めてもらうため、住民らを対象にしたドローン輸送の見学や説明会も実施する。
同社は「物資輸送訓練をきっかけに、今後地元自治会と連携して、災害時の空からの支援ルートを平時から開拓し、最適な輸送ルートの設計と運用を視野に入れた訓練を継続的に進めていきたい」としている。
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