環境・CSR佐川急便(京都市南区)は19日、『SAGAWA News Letter』2025年5月号の発行を発表した。
6月は環境基本法で定められた「環境月間」であることから、同社が取り組む、温室効果ガス削減や再生可能エネルギー導入など、多岐にわたる環境保護活動について紹介した。
同社の主要な取り組みとして、環境対応車の導入が挙げられる。2023年度末時点で約2万台の環境対応車を保有し、CNG(天然ガス)トラック、ハイブリッドトラック、EV(電気)トラック、FCV(燃料電池)トラックを運用している。これらの車両は従来のディーゼル車と比較してCO2排出量を大幅に削減する。
また、モーダルシフトの推進も重要な施策である。トラックによる長距離輸送を、CO2排出量の少ない列車や船舶輸送に切り替えることで、環境負荷を軽減している。1トンの貨物を1キロメートル輸送する際のCO2排出量は、トラックと比較して列車が10分の1、船舶が5分の1程度となる。
再生可能エネルギーの導入にも積極的で、2024年度には電力使用量に占める再生可能エネルギー比率が60%に達した。営業所や大型物流施設の屋上に太陽光発電システムを設置し、環境負荷の低減を図っている。
さらに、東京都八王子市に所有する「高尾100年の森」では、森林保全活動と環境教育を実施し、社会・環境貢献緑地評価システム(SEGES)の最上位ステージに昇格するなど、その取り組みが高く評価されている。
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