ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

郵船ロジ、欧州発アフリカ向け定温海上混載を開始

2013年11月20日 (水)
Pharma Superhighwayのネットワーク

Pharma Superhighwayのネットワーク

メディカル郵船ロジスティクスは19日、2014年1月から欧州の医薬品業界で初めてアフリカ向けの定温海上混載サービスを開始する、と発表した。ベルギー・アントワープから南アフリカ・ケープタウンのダイレクト輸送を週一回のスケジュールで提供する。

対象となるのは主に欧州で製造された医薬品で、定温混載トラックの配送網「ファーマ・スーパーハイウェイ」を駆使し、欧州全土で集荷した医薬品をアントワープにある5万m²の自社医薬品専門倉庫に集約、冷蔵コンテナへバンニングして週一回のペースで海上輸送する。

南アフリカ到着後は現地代理店の保有するGDP倉庫や温度調節トラックを活用し、南アフリカ国内だけでなく、ナミビア、ボツワナ、モザンビークなど近隣諸国の顧客まで、温度管理を厳格にして配送する。

このサービスは、温度管理による高品質な輸送とコストメリットがセールスポイントで、欧州域内での集荷から現地配達まで一貫した温度管理が可能なコールドチェーンが品質を支える。トラック、海上輸送と混載サービスであることを活かし、温度調節が必要でありながら輸送コストの削減、多頻度・少量配送を実現する。

同社は10月に南アフリカ・ヨハネスブルクに駐在員を派遣し、同地での体制強化を進めており、14年中には同サービスの東西アフリカレーン拡充も計画している。