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ギオン、ドライバー中途採用が前年比9割増に

2025年6月26日 (木)

調査・データ3PL事業や食品を中心とした物流サービスを主軸に展開するギオン(相模原市中央区)は26日、2024年度の採用人数が過去最高となる1300人超を記録したと発表した。前年と比べ13.8%増。2019年と比較すると2.5倍となった。特にドライバー職の中途採用が大幅に伸び、300人超(前年比90.3%増、19年比3.8倍)となった。

25年2月時点でトラックドライバーを含む自動車運転職の有効求人倍率は2.71倍に上り、全職業平均の1.24倍を大きく上回っている。ギオンは採用方針を見直し、従業員の給与水準引き上げ、リファラル制度の拡充、SNSを活用した採用広報強化を推進してきた。2024年度は正社員やアルバイトを含め、純増数でも過去最高を達成した。

給与体系については、ドライバー職を一律で月3万円引き上げ、その他職種は月1万5000円アップとした。また、25年度から年間休日数を120日に拡大する。若年層を中心に「働きやすさ」が応募理由となっており、社内からも評価する声が多い。拠点ごとに採用の裁量権を持たせ、地域事情に応じた柔軟な人材獲得を進めている。リファラル採用の浸透によって職場の定着率も向上した。情報発信面ではInstagram、TikTok、noteなどの公式アカウントを活用し、企業認知度と信頼性が向上している。

管理本部本部長兼人事部長の須藤亮平氏は「物流業界全体で人手不足が深刻化するなか、当社が大きく採用を伸ばせたことは意義深い」と説明。採用・定着施策として、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の策定、社内研修プログラムの充実、年間休日の拡大などを挙げた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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