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FUSO、EVトラックをクロアチア物流企業に納入

2025年6月27日 (金)

荷主ダイムラートラック(ドイツ)は26日、オーストリアの大手物流企業ゲブルダー・ヴァイスがクロアチア国内で運用する新たな電動配送車として、「FUSO eCanter」を2台納入したと発表した。これらの車両は8.55トン仕様で、全長4750ミリのホイールベースを有し、129キロワットの電動モーターと最大200キロの走行が可能なLバッテリーパックを搭載。クロアチアの首都ザグレブ周辺における“ラストワンマイル”配送を担う。

クロアチア物流企業に納入したEVトラック(出所:ダイムラートラック)

eCanterは市街地での配送に最適化されており、コンパクトな車体に加え高い機動性と積載容量を備えている。デジタルインパネや7インチのタッチ式マルチメディアディスプレイ、LEDライト、自動空調、ヒーター付きステアリングなど、快適性や安全性にも優れた装備を有する。また、アクティブブレーキアシスト(ABA6)や車線逸脱警報、死角警告、バックカメラといった先進安全機能も搭載されている。

500年以上の歴史を持つゲブルダー・ヴァイスは、2000年からクロアチアで事業を展開し、現在はザグレブ、スプリット、リエカの3拠点を構える。同社は長期的なサステナビリティ戦略の一環として、電動車両を積極的に導入しており、すでにオーストリア、ドイツ、スイス、ハンガリー、チェコ、クロアチアにおいて50台以上の電動車両を運用中である。今回の導入も、CO₂排出削減と都市部の持続可能な物流体制の構築に向けた取り組みの一環である。

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LOGISTICS TODAY編集部
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