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神戸物産、石垣食品と資本業務提携、製販体制を強化

2010年6月14日 (月)

フード神戸物産は14日、麦茶パックの製造などを手掛ける石垣食品との資本業務提携を発表した。石垣食品は神戸物産を引受先とした第三者割当増資を行い、神戸物産が議決権23.6%を持つ筆頭株主となる。神戸物産は「製販一体」を特長としたディスカウント食品ストアを展開しており、今回の提携で商品供給の強化を図る。

 

具体的な提携内容は今後の協議で詰めるが、当面は(1)安定的な商品供給体制の構築(2)相互のネットワーク活用による販路拡大(3)人材交流(4)中国市場への展開における協働――に取り組む。

 

石垣食品は1965年、世界に先駆けて「水出しティーバッグ麦茶」を開発し、千葉県にある5000平方メートルの自社工場で生産、大手飲料会社に販売するなど、この分野での品質に定評がある。近年は赤字が続き、国内工場の統合や管理面での合理化策に取り組んでいた。