M&A豊田合成は10日、核融合発電の実用化を目指すHelical Fusion(ヘリカルフュージョン、東京都中央区)へ出資したと発表した。今回の出資は、同社が新規事業開拓の一環として進めるベンチャー投資活動の一つで、将来的に自社技術を生かせる分野の探索と核融合領域での知見獲得を目的とする。
核融合発電は、重水素など海水中に豊富に含まれる燃料を用い、CO2を排出しない核反応によって高出力なエネルギーを生み出す発電方式。核分裂を用いる従来の原子力発電に比べ、反応の制御がしやすいとされる特長を持ち、世界的にエネルギー問題の解決策として開発競争が活発化している。
Helical Fusionは、国立の核融合科学研究所での研究成果を基に2021年10月に設立されたスタートアップで、核融合発電の社会実装を目指して核融合炉の設計技術を開発する。豊田合成は、今後の成長が期待される同分野での連携や自社技術の展開を視野に入れ、同社への出資を決定した。
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