認証・表彰大和物流(大阪市西区)は10日、エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)に基づく「事業者クラス分け評価制度」(2023年度提出分)で、3年連続・通算5回目となるSクラス(優良事業者)評価を獲得したと発表した。
同制度は、年間のエネルギー使用量が1500キロリットル(原油換算)以上の特定事業者を対象に、省エネ実績をもとに経済産業省がS(優良)、A(更なる努力が期待される)、B(停滞)の3段階で評価する仕組み。Sクラスは、5年間の平均でエネルギー使用量の原単位を年1%以上削減する「努力目標」を達成した事業者に与えられる。
大和物流は、大和ハウスグループの環境行動計画「エンドレスグリーンプログラム2026」に基づき、環境保全と企業収益の両立を目指した省エネ活動を推進。自社開発の物流センターでは、省エネ性の高いLED照明への切り替えや環境配慮型の施設運営を進めるほか、22年からは屋上に太陽光パネルを設置し、24年の太陽光設備設置拠点は29か所、年間自家消費電力は131万9365キロワット時を記録している。こうした取り組みにより、過去5年間でエネルギー使用量(原単位)を平均3.6%削減した。
また、グループの環境経営基盤強化の一環として、環境人材育成を推進。「eco検定」の取得を業務職で100%を目標に掲げ、25年3月末時点での取得率は59.8%(前年比14.1%増)に到達した。再生可能エネルギーの取り組みでは、非化石証書を活用することで23年度に使用電力を100%再生可能エネルギー化(RE100)を達成している。

▲東大阪物流センター(出所:大和物流)
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