日本郵船、バイオ燃料でタンカー長期試験運航

▲TENJUN（出所：日本郵船）

ロジスティクス日本郵船は27日、5月2日に同社として初となる大型原油運搬船（VLCC）「TENJUN」（天順）によるバイオ燃料の長期使用試験航行を開始したと発表した。同船はシンガポールでバイオ燃料の供給を受けたあと約3か月の航行を行い、バイオ燃料を長期間使用した際の安全性や安定調達などの総合的な検証を行う。

同社は、ばら積み船や自動車専用船、液化石油ガス（LPG）船へバイオ燃料を供給し、短期間から長期間にわたる安全航行のトライアルを実施しているが、VLCCでの長期試験航行は初の取り組み。

今回の取り組みにより、バイオ燃料による安全航行の実績を積み上げ、バイオ燃料の開発促進に資するとともに海上輸送での脱炭素化の推進を図る。また、同社グループの目標である温室効果ガス（GHG）を30年度までに21年度比で45％削減を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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