拠点・施設イトーキは1日、関西物流センターを大阪府茨木市の「GLP ALFALINK 茨木3」に移転し、同日から稼働を開始したと発表した。新拠点は関西2府4県をカバーする供給拠点として、滋賀ロジスティクスセンター(滋賀県近江八幡市)と連携し、西日本全域の供給網を再編する。配送効率の向上と、働きやすい職場環境の整備を両立させる狙いだ。

▲「GLP ALFALINK茨木3」外観(出所:イトーキ)
旧関西物流センターは1975年開設で老朽化や耐震性に課題を抱えていた。5階建て構造による上下搬送の非効率も指摘されており、今回の移転では2000坪のワンフロア運用を採用。搬送時間を短縮し、在庫・配送を一元管理できる体制を構築した。
名神高速道路・茨木インターチェンジ(IC)から5.5キロ、吹田ジャンクション(JCT)から6.2キロ、近畿自動車道・摂津北ICから3.7キロと、主要高速道路へのアクセスに優れ、空港や港湾との連携も容易。都市部配送から長距離輸送まで柔軟に対応できる立地となっている。

▲オペレーションルーム(出所:イトーキ)
新拠点は免震構造や非常用発電設備を備え、災害時の事業継続性を確保。大雨・洪水リスクの低い立地も含め、BCP(事業継続計画)強化に取り組む。さらに「オペレーションルーム」「協創オフィス」「リフレッシュスペース」を設置し、社員や協力会社が利用できる快適な職場環境を整備。フリーアドレス制や多様な座席形態を導入し、自然な交流や部門横断の連携を促す設計とした。
イトーキは東京拠点で掲げる「Connecting & Communication」のコンセプトを西日本拠点でも継承し、物流機能の高度化と人材定着を両立させる考えだ。
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