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能美市、東レ石川工場で航空機材料が初出荷

2013年12月9日 (月)

行政・団体石川県能美市は6日、東レ石川工場(北市町)が米国ボーイング社の最新鋭中型旅客機「787」向けに、炭素繊維複合材料「プリプレグ」の出荷を開始したと発表した。5日、初出荷式が行われ、同社関係者らが1万平方メートルのプリプレグを積んだトラックの出発を見送った。

今後、愛知県でパーツごとに製造された後、空路で米国シアトルへ運ばれ、787として完成する。

炭素繊維は軽くて強いのが特長で、787は金属の代わりに炭素繊維を構造重量の50%使用。軽量化により燃費が向上し、中型機にもかかわらず長距離飛行が可能。小松・羽田間でも運行している。

石川工場は、愛媛工場(愛媛県松前町)、米国子会社(ワシントン州)に続く同社第3のプリプレグ生産拠点で、世界戦略上の重要拠点の一つと位置付けられている。

11月にボーイング社の認証を受け、787の主翼、尾翼、胴体などに使われるプリプレグの生産を開始。生産能力は月間48万平方メートルで、7872機分に相当する。来年3月にはフル稼働生産に入り、雇用も増やす方針。

初出荷式で、同社の河村雅彦トレカ部門長は「石川の炭素繊維クラスターの要として、供給していきたい」、竹内芳裕石川工場長は「ボーイング社との信頼関係を深め、安定供給に努めたい」と決意を語り、酒井悌次郎市長は「出荷の日を迎え、こんなめでたいことはない。市も一生懸命バックアップしていきたい」と祝福した。