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▲ばら積み運搬船「DIAMOND ISLAND」（出所：今治造船）
荷主今治造船は7日、同社グループの岩城造船（愛媛県川島町）が6日に6万4000載貨重量トン型のばら積み運搬船「DIAMOND ISLAND」を完成し、引き渡しを行ったと発表した。
同船は、共通構造規則（CSR BC&OT）に準拠したハンディマックスサイズのばら積み船で、固体ばら積貨物の運搬に特化している。貨物艙には前後方向に開閉可能なフォールディングタイプのハッチカバーを採用し、荷役作業の効率を高めている。さらに甲板上には4基のクレーンを備え、荷役設備が整っていない港でも荷役が可能な設計とした。
積載可能な貨物は多岐にわたり、穀物、石炭、鉄鉱石、セメントといった高比重貨物や、スチールコイル、長尺鋼材などの製品貨物に対応。また、国際海上固体ばら積貨物規則（IMSBC Code）および国際海上危険物コード（IMDG Code）にも準拠している。
環境対応としては、海洋汚染防止条約（MARPOL）に基づく大気汚染防止の規則を満たす装備を搭載し、CO2排出抑制指標ではフェーズ3要件を先取り。さらにバラスト水処理装置やシップリサイクル条約対応のインベントリリストも備える。
全長199.98メートル、幅32.24メートル、載貨重量6万3543トン、航海速力14.0ノットで、船籍はパナマ。
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